a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

論文「東日本大震災での組織への信頼」・実験「AFLP」

中谷内一也,工藤大介,尾崎拓, 2014, 東日本大震災のリスクに深く関連した組織への信頼, 心理学研究, Vol. 85, No. 2, p. 139-147. 

先日読んだ「安全。でも、安心できない…」の著者の論文。東日本大震災に関する 日本語論文があったので、ざっと読んでみました。

東日本大震災に関係した組織に対して「何が信頼を決めるか」を、アンケート調査した研究です。対象とした組織は東京電力関西電力原子力安全・保安院(2012.09に廃止)、JR西日本JR東日本食品安全委員会東京大学地震研究所、気象庁気象研究所。結果、東電保安院の2つの信頼レベルが、他の組織より有意に低かったようです(2011.04, 2012.04のどちらでも)。そして他の組織では能力動機づけ(熱心さなどの組織の姿勢)によって組織への信頼が決まるのに対し、東電保安院への信頼価値共有によって決定されいました。 この辺りは、「信頼を決定する要素の内どれが重要となるかは状況によって変化する」という新書の内容と合致してます。

 

考察の最後の方で以下のような言葉があります。

今後は何が信頼を決めるかという問題に加えて、どのように信頼が決まるかという問題にも取り組む必要がある。

僕も本論文を読んで、ここが一番知りたく思いました。「信頼を得るためには能力を有しているだけでは駄目で、国民と目標や価値を共有しなければ、あるいはそれを示さなければ!」と言われても、一体どうやれば・・・と。

 


 

 AFLPで、制限酵素による消化時のインキュベーション温度を変更してみましたが(参考:8/7の記録)、駄目でした。切断されてなかった。

消化時のバッファーを変えてみると上手くいきました。100bp~1000bpくらいにぼやーとスメア。バッファーは既製品でなく、自分で作成していたので調整ミスか?良く分からん。

Pre-selective PCR産物をまた電気泳動してみましたが、またバンドもスメアも見られませんでした。なんと…。アダプターのライゲーションかPCRが失敗しているみたいです。