a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

論文「ゼブラフィッシュと水浄化技術:有害な都市排水の対策としてのバイオリテンション」

路面排水の生態毒性評価に関する論文。具体的な毒性低減策と結びつけた研究はあんまり見たことがなかったので、メモ。高速道路で採取した路面排水を土壌カラムに通して、ゼブラフィッシュの毒性試験をおこなったもの。

McIntyre J.K., Davis J.W., Incardona J.P., Stark J. D., Anulacion B.F. and  Scholz N.L., 2014, Zebrafish and clean water technology: Assessing soil bioretention as a protective treatment for toxic urban runoff, Sci. Total Environ., 500, 173-180.

 


 

で、ざっとしか読んでませんが、カラムを通せば流出する重金属やPAH濃度は減少し、毒性は低減しましたという結果。単純にカラムに有害物質が残っているのでしょうが、その濃度は測っていないもよう。

一回限りのバイオリテンションならこの研究通りの結果になるでしょうが(ちなみに、この論文では5-mm降雨に相当する速度で通水)、連続でやり続けると土壌に捕捉されずに流出することもあるのでは?あるいはpHの違いによって。