a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

論文のメモ: 下水中の薬品・科学論文の書き方など

Editorialなど、最近読んだ短い文章をいくつか。

 

2016, Using waste water to flush out drug dealers, Nature, 537 (7620), 280.

違法ドラッグの使用を調べるために下水を使うというのが面白いです。自分の学科ではPPCPや大腸菌の挙動調査に下水が使われてますが、こういうのがあるとは。

 

Chapman P.M., 2016, How to review and edit scientific manuscripts, Integ. Environ. Assess. Manag., 12 (4), 608-609.

reviewerとeditorへのお叱り。"Be prompt"とか"Be thorough"とか、内容はまあ「せやな」って感じ。

今査読受けてる論文のeditorに見せてやりたいです。

 

Chapman P.M., 2014, Scientific papers should not be boring, nviron. Mar. Pollut. Bull., 87 (1-2).

この人、こういう雑文?をすごい書いてます。論文の文を短くシンプルにするために、しゃべったのを録音して書き写す、というのは面白い。あと、キャッチ―なタイトルを勧めてますが、論文の中身が推測できないタイトルは自分はあまり好きではないかな…。でも確かについ読んでしまうのも事実。

  

Chapman P.M., 2016, Sediment Contaminant Bioaccumulation: With or Without Gut Contents?, Bull. Environ. Contam. Toxicol., 97, 151-152.

またこの人。Retrospective。有害物質のBioaccumulationを求めるときに、消化管内に入った底質の分は除外しないと、過大評価しちゃうよという警告(ただ研究目的によっては除外する必要なし)。全て排泄させて測定するか、消化管の重量と底質の有害物質濃度から補正計算をおこなうか。自ら糞を食べてしまう生物の場合は、全て排泄させるのが難しいから補正計算が必要になるそうです。