備忘録 a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

論文のメモ: RNA-Seq論文では条件をちゃんと報告しよう

RNA-Seq Blogで紹介されていた論文。

 

Simoneau J, Dumontier S, Gosselin R, Scott MS, 2019, Current RNA-seq methodology reporting limits reproducibility, Briefings in Bioinformatics.

RNA-Seqをおこなって、生データのリポジトリ場所・前処理ツール・アラインメント手法(or de novo)・リファレンス配列の入手先・アラインメントツール・定量方法をきちんと書いてない論文多すぎ、という注意喚起。

RNA-Seqの解析ツールは常に新しいものを追い求めよ、と書いていてマッピングツールであるTopHatとHISATの比較をしてます。TopHatは開発が打ち切られ、その後継としてHISTAが指定されていますが、未だTopHatを使い続けている論文が出ているそうです(下図)。

でも、使い続ける気持ちは分かります。論文のタイトルにあるようなreproducibility再現性を確保したければ昔のツールと併用して比較しなければならないし。

 

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