「SOMを用いた底質重金属汚染源の推定」
Pandey M., Pandey A.K., Mishra A. and Tripathi B.D., 2015, Application of chemometric analysis and self Organizing Map-Artificial Neural Network as source receptor modeling for metal speciation in river sediment, Environ. Pollut., 204, 64-73.
自己組織化マップ(Self Organizing Map; SOM)を底質重金属汚染の汚染源解析に利用した論文。PAH汚染に関してSOMを用いた論文を読んだことがありますが、それと同様の研究です。いまいちSOMを理解できてないけど、性懲りもなく読んでみました。
しかしやはりSOMによって何が明らかになったのか良く分からなかったです…。PCAとクラスターで十分な気が…。
GLMを用いた生態学研究の例
上田, 菊地, 三宅, 杉原, 井上, 2012, 山地河川における人間活動がアマゴの生息密度改変を介して底生動物に及ぼす間接的影響, 土木学会論文集B1 (水工学), 68(4), I691-I696.
前回ブログに書いた論文に引き続き、GLMの勉強中。表2のp値の意味。線形予測子のパラメータが正の値をとる確率?久保さんの緑本によると、「推定値の信頼区間が近似的に算出されたもの」と考えるとよいとのこと。分かったような分からないような。
「分析化学で使用する溶媒のハザードを点数化」
Tobiszewski, M., & Namieśnik, J. (2015). Scoring of solvents used in analytical laboratories by their toxicological and exposure hazards, Ecotoxicol. Environ. Safety, 120, 169-173.
こういう論文もあるんだ~、という感じで読んでみた。実験室で溶媒を使用する際の曝露ハザードを各溶媒に関して計算したもの。こういったハザードの大小で使用する溶媒を変更することもあるんでしょうか。実験の効率とか規制で、使用する溶媒の種類は決まってしまうというのが自分の感覚。