前回の投稿に続き、個体群の話。あんまりちゃんと読んでないです。
Meyer J.S., Ingersoll C.G. and McDonald L.L., 1987, Sensitivity analysis of population growth rates estimated from cladoceran chronic toxicity tests, Environ. Toxicol. Chem., 6(2), 115-126.
Daphnia pulexの70-d慢性試験を実施し、内的自然増加率rと他の個体レベルの指標(サイズ, 初回産卵日, 寿命)とどちらがセンシティブか比較したもの。曝露物質は銅とカドミウム。。
結果、一番感受性が高い(=コントロールと曝露系で統計的な差が出やすい)のは、rではなくて寿命 (longevity) でした。それについでrとサイズで、最も感受性の低いのが、初回産卵日でした。
個人的な興味は、産卵日が1~2日遅れるようなシナリオ計算をすると、rが10~18%も減少したという結果。