備忘録 a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

論文「化学物質曝露の評価ツールとしてのDaphnia magnaマイクロアレイ」

遺伝子発現などの生物応答は、化学物質曝露などの環境要因によって変化します。遺伝子発現を調べることで曝露化学物質の同定、キャラクタライズをおこなう試みがあります(→参考:mTIE)。下記の論文も、それに近い趣旨ですね。 Watanabe H., Takahashi E., …

論文「ハロゲンが溶存有機物の分解に与える影響:ヒドロキシラジカルとの関係から」

塩分と有機物の環境中挙動との関係に興味があるので、イントロ部分と結果の一部だけですが読んでみました(参考→こちら)。 Grebel J.E., Pignatello J.J., Song W., Cooper W.J. and Mitch W.A., 2009, Impact of halides on the photobleaching of dissolv…

論文「堆肥添加によって土壌中の抗生物質耐性菌が増加した」

Natureのニュース記事で紹介されていたPNASの論文。Natureダイジェストのページに邦訳有(→こちら)。 Udikovic-Kolic N., Wichmann F., Broderick N. A. and Handelsman J., 2014, Bloom of resident antibiotic-resistant bacteria in soil following manu…

日記「自動車免許更新と住所変更」

自動車免許の更新に行ってきました。 自分は東京に5年以上住んでいますが、住民票は実家のままです。そのため、実家の更新センターの代わりに東京の更新センターで手続きできる「経由地更新」をしようかと思ってました。しかし実は、免許に登録されている住…

第51回 環境工学研究フォーラム@山梨大学

山梨大学で開催された環境工学研究フォーラムに参加してきました。 環境工学研究フォーラムは幅広いテーマの研究を扱っているので、環境工学系の研究者が勢ぞろいする学会です。同窓会的な楽しみもある一方で、テーマが広すぎて自分自身がよく分かる発表は少…

登美の丘ワイナリーに行ってきた

学会発表のため、山梨大学@甲府に行ってきました。 せっかくなのでと、空いた時間でサントリーの登美の丘ワイナリーへ行ってきました。竜王駅からタクシーで。 事前に予約していた、無料のワイナリーガイドツアーに参加しました。 ブドウ畑と樽熟庫を見学し…

論文「海産珪藻へのシアン化物およびシアン錯体の毒性」

シアン化合物は、金属の精錬やめっき製造などの工業排水によって水圏に流入しています。また、バクテリアや藻類によっても生産されています。 シアンは例えば下記のように、シアン化水素となったり、金属と錯体を形成したり、様々な形態をとっています。水生…

本「下水道の考えるヒント2」

下水道というワードが書名に入っているので、なんとなく読んでみました。 中里卓治, 2014, 下水道の考えるヒント2, 環境新聞社 雑誌連載の随筆をまとめた本なので、各テーマが5-6ページにおさまっています。MBRや汚泥処理法といった下水道に関する話もあり…

論文「キャピラリー泳動によるAFLPマーカー取得法の改良」

蛍光標識を用いたAFLPは、従来の放射性標識とは異なる手法を取る必要がある、という論文。 Papa R., Troggio M., Ajmone-Marsan P. and Nonnis Marzano F., 2005, An improved protocol for the production AFLP™ markers in complex genomes by means of ca…

日記「箱根温泉・大涌谷」

先週末は、箱根温泉に行ってきました。 旅館は金乃竹塔ノ澤というところで、各部屋に露天風呂がついてました。蛇口から出るお湯で温めないと寒かったですが、気持ちよかったです。ごはんもおいしかったです。ボリュームがかなりありましたが…。 旅館を出て大…

論文「二枚貝は融雪剤汚染を記録しているか?」

融雪剤として使用される塩(塩化ナトリウム; road-salt)が生態系へ悪影響を与えているかも、という論文はこのブログで紹介してきました(→こちら)。Nature系のオープンアクセス誌であるScientific Reportsに、関連する論文が先月出ていました。ほとんど読…

論文「蛍光AFLPを最大限活用する」

Vosら(1995)によって開発されたオリジナルのAFLP(Amplified Fragment Length Polymorphism)は、放射性標識されたプライマーを使用していました。しかし蛍光色素で標識する方が、放射性標識より分析は簡易です。 ただ蛍光標識を用いたAFLPをfAFLP(floure…

論文「混合物質の予測的環境リスク評価:概念的フレームワーク」

論文の前半部分、「ENVIRONMENTALLY REALISTIC MIXTURES」までしか読んでいませんが、つまり論文のオリジナルな部分には触れてませんが、覚書として。 Backhaus T. and Faust M., 2012, Predictive environmental risk assessment of chemical mixtures: a c…

日記「隅田川公園でバドミントンした」

20分もしたら、疲れました。でも結構楽しい。これからも週末ぐらいは運動していきたい。