a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

最近読んだ論文のメモ: ETCのperspectives(omicsの応用)

「omics手法は環境評価に適用できるか?」

  1. Bencic D.C., 2015, The Challenge: Real‐world application of ‘omics endpoints, Environ. Toxicol. Chem., 34(4), 700-700. 
  2. Biales A.D., Fritsch E.B. and Connon R.E., 2015, In Response: Integration of ‘omics to larger‐scale watershed assessments: A mixed government/academic perspective, Environ. Toxicol. Chem., 34(4), 700-702.
  3. Schoenfuss H.L. and Wang R.L., 2015, In Response: Embracing ‘omic diversity: A mixed academic/government perspective, Environ. Toxicol. Chem., 34(4), 702-704.
  4. Versteeg D.J. and Naciff J.M., 2015, In Response: Ecotoxicogenomics addressing future needs: An industry perspective, Environ. Toxicol. Chem., 34(4), 704-706.

 ETC誌のprespectives。今回はomicsを環境評価に適用できるか、という点に関してでした。それぞれの概要をざっと書いてみます。

 

1つ目は全体の前置きです。2つ目は「環境毒性学におけるomics技術の利点と困難:特にlabと野外環境とのギャップについて」。3つ目は「ecotoxicogenomicsから見た種内・集団内における遺伝的変異(genetic variation)の重要性について」。4つ目は「構造活性相関(SAR)・in vivoとinvitro」。

 

皆、基礎的な知見の収集を推奨しているように読めました。野外環境で生じている曝露影響をomics技術でいきなり評価しようとするのではなく、野外生物と飼育生物の株の違い・温度などの環境要因・遺伝的変異などが生物・生物応答に与える影響をまずは明らかにしよう、と。

labで飼育することで遺伝的変異が減少し、omicsによる評価結果が変わってくる可能性は確かにもっと考慮された方が良いかも。