a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

順応的管理はご都合主義?

山室先生のブログを見たら、「順応的管理(Adaptive management)」がご都合主義的に使われていることを指摘されていました。

 

順応的管理とは「計画における未来予測の不確実性を認め、計画を継続的なモニタリング評価と検証によって随時見直しと修正を行いながら管理する、マネジメント手法(Wikipediaより)」のことです。基準値を設定して「はい終わり」ではなくて、「現状認識→目標設定→対策の実施→事後評価→繰り返し」を行おうよ、ってことですね。近年は化学物質のリスク管理でも、順応的管理が注目されています(例えば加茂ら, 2009)。

理想としては立派な管理体制ですが、上のブログを読むと、現実的には「順応的管理」という言葉が、いい加減な現状認識・目標設定しかなくても対策を進められることの言い訳になってしまっている側面があるようです。