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a record of inner life

やったことや考えたこと・本・論文・音楽の備忘録。 特に環境科学・生態毒性に関して。

論文「無機鉱物表面へのPAHsの吸着」

ほとんど読んでませんが、データのメモ。

Muller S., Totsche K.U. and Kogel Knabner I., 2007, Sorption of polycyclic aromatic hydrocarbons to mineral surfaces, European J. Soil Sci., 58(4), 918-931. 

多環芳香族炭化水素(PAHs)のような疎水性物質は、底質粒子に多く吸着しています。底質中の有機物がそれらの疎水性物質を強く吸着しているのです。そのため、一般に底質中の有機物によって吸着量が決まると考えられています。でも、無機物への吸着がないわけではありません。この論文は、石英quartzなどの無機物へのPAHsの吸着量を求めたものです。

ちなみにガラス器具へのPAHsの吸着を測定した論文はこちら

結果の一部。

  • 無機物表面へのPAHs吸着は、4時間もあればおおよそ平衡に達する。
  • 石英へのKd値は0.56 L/kg (pyrene), 0.20 L/kg (phenanthrene), 57.8 L/kg (benzo(a)pyrene)。