「ワムシ個体群の絶滅確率:内的増加率rとの比較」
Snell T.W. and Serra M., 2000, Using probability of extinction to evaluate the ecological significance of toxicant effects, Environ. Toxicol. Chem., 19(9), 2357-2363.
2013年度に卒業したT君のデータを使って遊んでいたら、論文にしようかという話になり、初コメントをちょうど先生から頂いたところ(自分の研究をちゃんとやれという話は置いといて…)。イントロのロジックがおかしいという指摘を受けて、修正するために読んでみた論文です。
内的自然増加率rと確率変動を考慮したモデルで求められる絶滅確率との関係を調べた研究。同じような比較は、Hanson and Stark (2012, EST) にもあったと思います。 たぶん。
ざっくり書くと「長期間影響を見ればちょっとのrの減少でも、絶滅確率の大きな減少につながる」という結論・主張みたいです。と言ってもこの辺の議論はモデルの設定次第にも思えるので、モデルの前提を理解したいのですが…。密度依存項などはなんとなく理解できたけど、環境変動の影響をどうモデルに組み込んでいるのかがいまいち読み取れませんでした。
引用するレベルまでは理解できず。そして別に引用する必要もない気がしてきた。